久々の更新です。
今回は、ショートですが、転職のコツをお伝えします。
社内昇進を狙って、大勢の人数で少ないポジションを争うよりも外に目を向けてキャリアアップ、年収アップを目指しましょう!現に私は転職により年収もポジションも上げています。
製薬会社を5社渡り歩き、年収は、最初の転職時に比べて2倍以上あがりましたし、ポジションも3階級あげることができました。
ただ、こちらはMAやMSLに限った話です。最新版として御覧ください。
ちなみに、私は外資、内資、そして会社の規模の異なる会社において、MA/MSLを経験しておりますので、参考になる情報と思います。
転職のポイントは3つ!
1.自分の経歴・経験とJob Descriptionの比較
自分の経歴・経験を転職先の会社のJob Descriptionを比較して、相手の求めるものに近づけること。相手の求めるものに対する自分の経験を振り返り、文章で表現するとすっきりまとまると思います。
2.自分の経験・知識が与える相手へのメリットを示すこと
経歴書・面接、いずれにおいても自分が伝える内容・自分の経験が、相手の会社にどういったメリットをもたらすのかという視点で語る。特に、MA/MSLはどういった課題を設定して(どのように問題発見して)、どう解決してきたのかが重要。内容の深さも重要。
3.自分の経験の幅を広げる転職か否か
転職はプロダクトベースで考えない方が良い。自分の経験の幅が広がる会社を選択した方が後々良いです。経験値は個人に帰属するものであり、プロダクトはそれを担当した人全員に還元されます。自分の経験値は、転職だけでなく、人生にも影響を与える貴重なものですので。また、MSLやMAの関わる医薬品の開発フェーズですが、市販後だけでなく、開発の早期フェーズから関わることができるMAやMSLの仕事だとより魅力的ですね。そういった会社も経験しておりますので、よく探してみてください。
この3点を重視した方がお得になることが自分の経験から分かったので、お伝えします。今後の新たな働き方が到来した際の(もう到来してます?)、仕事の選択を幅を広げて、将来どこでも働けるような経験を獲得しておきたかったので、自分は会社やプロダクトよりも経験値を重視しています。
ちなみに、やはり即戦力が欲しいことから、疾患領域や扱うプロダクトを絞って採用活動をしている会社も多いのが事実です。ただ、そこにすべて当てはまる人材は少ないのが実情です。次に、3つのポイント以外で考慮すべきことがあるのでお伝えします。
MA/MSLの転職で考慮すべきことは他にあるか?5つあります!
1.疾患領域
経験できる疾患領域をポイント3つ以外では考慮すべきです。特におすすめは、疾患領域は血液領域。ここの経験者はまだまだ少ないようです。転職市場でも優遇されますので、積極的にチャレンジすべき領域です。ただし、血液領域は気難しい医師も多い領域ですので、コミュニケーションスキルや疾患のスペシャリストになれるという覚悟があれば、問題なく対処可能に思います。
2.プロダクト
製品も同様に一応、考慮した方が良いです。先ほどの経験値より優先順位は下がりますが、これまでの抗体医薬や低分子などではなく、再生医療や遺伝子医療など、疾患を治す薬剤や予防医療にも展開できそうなプロダクトを経験しておくのが良いと思います。なぜなら、おそらく10年しないうち、医療・製薬業界が激変します。治療ではなく予防のアプローチに代わり、かつ治療は治ることがベースになると予想します。がんの場合、予後延長を目的とした治療は時代遅れになります。
3.パイプライン
パイプラインは、多くあった方が良いが、少なくても新規薬剤の立ち上げを経験できればそれでよい。将来5年、10年といるかも分からないので、そこまで深く考慮すべき要素ではないと思います。
4.会社の規模
大きい会社か小さい会社か、どちらを選ぶのが良いかという規模の問題。これは、正直どちらでもよいですが、新たな経験が得られるのであれば規模は問わないです。大きい会社であれば福利厚生がしっかりしていますが、そこを狙って就職する人は短絡的な思考なので、転職しない方が良いです・・・一方、小さい会社の方が、確実に仕事の幅は広がりますし、経験値も得られます。また、これまでフワッとだけ分かっていたことが、意識的に理解でき、身につくイメージがあります。それは教えてくれる人が少ないため、自分で調べて考えて行動しなければならないから、にほかなりません。
5.内資か外資か
内資・外資でいうと、どちらでもよいですが、英語を使う頻度から外資の方がお得になることがあります。一方で、内資は外資では得られないMA・MSLの経験を得ることができます。例えば、臨床研究関連は内資の方が詳しい方が多いので、そういった経験を増やす意味では、内資の方がお得になる場合もあります。また、内資は、日本が本社ですので、決定権があります。外資のように、海外本社にお伺いをたてるということがないので、ある程度裁量をもって決定できるので、そういう意味でも幅広く色々な仕事を経験できるものと思います。
これらを6つすべて考慮できれば、最高の転職と次につながる転職になります。
ということで、今回はショートにまとめてみました。
これまで、断片的に記載しておりましたが、まとめてみました。
ご参考になればうれしいです
ではでは、今回もこの辺で。