【キャリア】MSLとは?MSLになるにはどうしたら良いの?


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どうも、こんにちは。のぶです。

初回の記事です。

MSLと呼ばれる製薬会社における職種について解説したいと思います。

製薬会社にはたくさんの職種があります。

研究開発、学術、生産、マーケティング、MRなどがあります。

特に、MRは有名ですが、最近、MSLという職種ができまして、私はその職に就いております。

では、早速、MSLについて書きたいと思います。

MSLとは?

MSLは、メディカルサイエンスリエゾンの略で欧米の製薬企業が先んじて導入された職種です。

医薬品の未承認段階から市販後まで臨床開発やMRと連携を取りながら仕事を行っています。

医師とのディスカションによるアンメットニーズ収集、

医師主導・企業主導臨床研究によるエビデンス創出を支える役目であると認識しています。

もう少し具体的に言うと、ある疾患や製品に関して専門知識を有する方がMSLとして仕事をされていて、医師とディスカッションして、まだ満たされない医療ニーズは何かを探ります。

医療ニーズを探し当て、そのニーズに対して薬を使った臨床試験等を通じてニーズを満たしていく、

そんな仕事です。

MSLっていつから日本に導入された職種なの?

ある製薬会社は、欧米にならいけっこう前から設置していたようです。

そのため、人によってはMSLとしての経歴が長い方がいます。

私のイメージでは、各社2011年頃からメディカルアフェアーズ部を設置して、MSLを導入してきた印象を受けます。

中途採用が多いイメージですが、最近では塩野義製薬やエーザイなどが新卒採用も行なっているようです。

これからも市場環境は変わると思いますし、仕事内容も変化することが予想される職種です。

どんな人がMSLになってるの?

私のいる会社にいるMSLや以前働いていた職場でのMSLのバックグラウンドです。

経歴としては、出身大学は理系(医歯薬はじめ理系)で、学士・修士卒。

学歴は文系の方はほぼいないです。

以前はけっこういましたが、異動等で変わりました。

外資系企業にいた際は、海外の大学院を卒業された方も入社してきました。

資格は、薬剤師、看護師、医師の有資格者がいます。

割合としては、薬剤師が一番多いですね。

最近では、医師の方が入社するケースが増えています。

資質面でいくと、コミュニケーション力が高い方が多いです。

あと医師とのリレーションを築くのがうまい方、プレゼンが上手い方が多いです。

以前はMRが臨床研究を主体となって実施していた時期があり、研究実施の経験がある方も多くおります。

あとは、最近めちゃくちゃ重要視されている英語。

しかし、総じて英語運用力が高いっていう人はそこまで多くないです。

これは意外に思われる方もいるかもしれません。

海外とのやり取りは生じるものの頑張ればとれちゃうもので、ビジネスとしてしっかりした英語ができる人は、少数かと思います。

目安としてやはりTOEICのスコアは重視されていて、730点以上とか800点以上とか必要とされています。

新卒でもMSLになれるの?

MSLとして新卒で入る場合、

バックグラウンドとしては理系院卒もしくは博士号取得、英語運用力が高い、そして、なんといってもコミュニケーション能力が高いことでしょう。

あと、有資格者です。薬剤師とか。

キャリア採用の状況は?

転職市場は、すでにMSL経験者が出てきており、MSL経験者が優遇されて採用されているようです。

ただ、製薬業界は特殊というか、疾患領域ごとに担当を割り振っており、例えばオンコロジーのMSLと言っても、

MSLとしてオンコロジーをやっている人が少なければ、MR、学術経験者、研究者が優遇されるケースもあるのではないでしょうか。

また、傾向としてMRや学術の方というよりも、研究や開発のバックグラウンドを採用するケースが多くなってきているようです。

アカデミアで働いていた研究者の方など、研究をしていた人が転職してMSLになれるのか?ということをよく聞きますが、

なれます!むしろ適性が高いと思います。

今うちの会社にいる元研究者の方は、優秀な方しかおらず、コミュニケーション力も高く、専門知識や論理的思考力が高いので、鬼に金棒状態です。

MRからMSLへの転職はできるの?

もちろんMRからMSLになる方もいらっしゃいますが、

現在は減ってきていますね。今後もこの採用の流れは変わらないのかもしれません。

私も元MRでしたが、途中からMSLをやっているので、

今MRであればMSLに異動もしくは転職するのは難しいかもしれません。

ただ、転職できないとは限らないと思います。

どういったケースならば可能なのか、今後、推考していきたいと思います。

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コメント

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