どうも、こんにちは。のぶです。
今回は、外資系と内資系という視点で見た場合に、転職市場がどうなってるか?
について書きたいと思います。
実は、両社では、年収、転職条件など差があります。
転職を受ける際には注意です!と言っても、エージェントからは受けられる会社
を紹介されるので、自分で色々考える必要はないと思います。
外資系と内資系における差は何か?
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まず言われているのが、年収です。
内資系の方が低い傾向にあります。外資系の方が高くでるらしいです。
なぜか?
内資系は本当に保守的で、今いる社員を気遣って同じ会社で活躍してきた
社員の年収を越えないように年収を設定しているようです。
例えば、外資系から内資系に転職したら、年収が下がる可能性があります。
ちなみに私は、内資系から外資系に転職したら年収が下がりました。
これってどっちが本当?みたいな話ですが、
その時の募集状況、例えば、欲している人財や会社の業績等、
色々な条件によって変動するようです。
次に、外資と内資で差があると言われるのが、昇進です。
外資系は、博士号取得者じゃないと、昇進できない会社があります。
というよりも、そもそも博士号取得者しか転職で受け付けない会社があります。
昇進と言っても、どこまでのレベルの昇進を狙うのか?が問題です。
例えば、役員レベルなのか、部長レベルなのか、です。
課長くらいまででよければ、博士号の学位が不要のケースもあるようですが、
部長クラスを目指すとなると、博士号が必要だったりします。
部長クラスを狙いますか?って話です。
部長レベルってそもそもなれる人はほんの一握りですよ。
狙って頑張るのは重要です。重要だけど、成果だけじゃなく、周囲への影響力、
上司から好かれている(特に、部長になりたいなら、役員クラスの人とかに好かれている)、
自分を引き立ててくれる存在がいる、などなど、
様々な条件が重ならないとなれないと思います。
要は、自分の成果や能力だけじゃなくて、周囲の人間からの信頼や影響がないと
ダメだよってことです。
ただ、外資系も一部は学歴を重視していない会社がありますので、
そういったところを狙って入るのもあります。
一方で、内資系は、学歴をそこまで気にしていないです。むしろ職歴です。
内資系は、募集要項を見ているとMSLの経験がないと入れない会社があります。
また、学歴と並列で、薬剤師などの国家資格についても書いてあります。
学歴重視の会社、そうでない会社のまとめ
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では、各社の募集要項から見えてくる、学歴重視の会社とそうでない会社をまとめてみます。
あくまでも私の予想です。
私の過去の転職経験と募集要項を参考にしています。
もしかすると、実際とは異なることがありますが、
まずまずの確率で当たっているはずです。
博士号取得者を募集している隠れ製薬会社もありますので、ご注意を。
学歴重視(博士号取得者のみ応募可)の会社
・イーライリリー(博士号取得者と求人に明記)
・武田薬品工業(オンコロジーは博士号取得者を希望)
・中外製薬(博士号取得者を希望)
・ファイザー(博士号取得者を希望)
・BMS(オンコロジーは博士号取得者希望、プライマリーは修士可)
こう見ると、外資ばかりではないような気もしますね・・・
学歴(博士号がなくても応募可)を重視しない会社
・MSD(学卒・修士卒以上で応募可)
・バイエル
・サノフィ(学卒・修士卒応募可)
・GSK(学卒・修士卒以上で応募可)
・アストラゼネカ(学卒・修士卒可)
・ノバルティス(修士以上が応募可)
・第一三共
・アステラス・アムジェン
博士号取得者を希望している会社がけっこう多いですね。
ただ、学歴だけでなく、MSL経験や資格などについても言及している会社がありました。
博士号取得が転職の要件になっているが、昇進の要件にもなっている会社はどこなのか?という問題
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これは、正直どこの会社というのは分かりません。
ただ、求人票でメディカルアフェアーズの部長クラスの募集は、
博士号取得者もしくは数年で取得予定者と記載があるのを見ました。
部長クラスは、やはり必要なのでしょうかね・・・
博士号取得者じゃない方で、博士号問題の壁にぶち当たっている方にとって、
これをクリアするのは並大抵ではないです。
修士卒だった場合は、社会人博士課程に進学して、夜や土日を使って研究しながら
数年で博士号を取得するというパターンがありますが、相当に辛いみたいです。
博士号を取得する労力はかかるかもしれませんが、
自分の見識は広がるでしょうね。私もちょっと頭を過ぎりましたが、
業務が暇で昇進のチャンスがありそうならチャレンジしたいものですが、
今のところなかなか積極的になれる話ではないですね・・・
最後に
毎年、博士号取得者は増加しているのは事実です。
ただ、製薬会社の場合、学卒もしくは修士卒で就職された方が多いと思います。
特に、製薬の場合、博士後期課程まではあえて進まず、
修士卒で研究開発職に就いた方がほとんどだと思います。
そういう意味では、アカデミアにいた博士号取得者、ポスドクの方の活躍できる
市場が広がっています。外資系の場合は、博士卒の方のみ募集されていますので。
外資系で学歴重視の会社は、既に修士卒の方には学位で差がついているわけです。
博士号取得者は、外資系製薬会社を狙うべきと思います。
活躍のフィールドが大きくひらけていると思います。
転職希望の方にはお役に立つものでしたでしょうか。
ではでは、この辺で。