どうも、こんにちは。のぶです。
さて、今回は、製薬業界での自身の市場価値を高めるために必要なことをお伝えしたいと思います。
私も自分のキャリアを市場に合わせるために変えています。
MRからMSLになり、市場価値が上がったのは事実です。
MSLからMSLへの転職も可能になりましたし、選択肢が増えたという意味ではよかったです。
さらに、MSLからMAになれたのも、運もありますが、選択肢が増えたという点で良かったです。
兎にも角にも、私は以下に述べる実績の掛け合わせが重要だと考えています。
社内異動でも、転職でも同じような目線で捉えているので、効果的にアピールできた場合というのは、異動でも転職でも叶うと思っています。
ですので、MR・MSLのみなさんでも、そうでない方でも、参考になるところはあると思いますので、お伝えいたします。
参考になれば嬉しく思います。
製薬でのキャリアップ転職・異動は、「英語」×「疾患領域」×「成果のプロセス」を重視すべき!
私の考える製薬業界でキャリアアップする際に必要な項目です。
これは、MR、マーケティング、MSL、 CRAなどの顧客対応が必要な領域に当てはまると思います。
私は転職する際に、書類選考が通れば、面接での通過率は7割くらいであり、高い方だと思っています。
面接では、成果のプロセスについて必ず確認があるのと、英語の運用力、疾患領域の担当しているKOLで良好な関係を築けている先生、何が貢献できるのかについて聞かれますね。
なので、これらの3要素が整えば、企業はオファーを出すと思っています。
そして、これらが出来るだけで評価が高まるはずです。
1.英語
まずは英語ですね。これは、今後の流れを考えると必ず必要です。
MSLは今ですら必要ですから、今後さらに重要度は増しますね。
英語が出来るだけで、グローバルのプロジェクトに加えられ、そしてチャンスが与えられます。
つまり、英語ができないとチャンスを逃してしまうのと、転職の際に英語ができるかと聞かれて、
どう返答するのか、英語を使った経験談が語れるか、などアピールできません。
そして、アピールできないと英語ができないということになってしまうかもしれません。
TOEICの点数よりも重要かと思います。
ただ、まずはTOEICの点数をとって経歴上は良く見せないといけないとは思います。
2. 疾患領域
次に疾患領域です。
疾患領域は、継続して同じ疾患領域を担当していれば、KOLとのネットワークもできますし、疾患知識も深くなります。
これらの経験は、転職した際にかなり有利に働きますし、企業も期待します。
なので、同じ疾患を継続してやっていることは重要です。
そして、誰もやりたくない、もしくは出来ない疾患領域を経験しておくと有利です。
最近、エージェントの話から分かったことですが、オンコロジーでは血液がんができる人材が少ないようです。
ですので、血液がんができる人は重宝されるはずです。
つまり市場において需給バランスが崩れているので、できる人は市場価値が高いはずです。
また、これから求められる疾患領域は、オンコロジー、中枢神経系、希少疾患でしょう。
希少疾患は、期待が持てますね。
各社取り組んでいますし、希少疾患の経験がある方というのを募集していたりします。
ちなみに、がんでも希少がんというのがありますから、希少がんを担当してれば、希少疾患とオンコロジーの二つの経験が重なりますね。
そういう点も評価されるんでしょうかね。
ここら辺は、アピールの仕方によると思っています。
3. 成果のプロセス
最後に、成果のプロセスです。
成果に対して、どういったアプローチで結果を出してきたのか、その思考や、やり方が重要です。
成果よりもプロセスが重要です。
もちろん成果とともにプロセスの両方が良いと評価が高くなります。
MSLの場合は、課題や成果をどのように設定するのかも重要です。
自身が設定した課題に対して、どうアプローチするのか、その成果は何だったのか、なぜ成功できたのかを求められていると思います。
さらに言うと、なぜ成功したのか、その成果の要因は何かを何段階までも深く考察できていると良いのではないかと思います。
どういう形で成果を出せたのかは、面接でもよく聞かれますし、
その人の思考ややり方など個人の属性が示せる部分であり、個人間で差が出るところだと思います。
こういった思考の部分は、個人の意識レベル(仕事に取り組む姿勢やマインド)も現れやすいので、個人のマインドも一緒に測定できたりして、
面接ではこの成果のプロセスにかなり突っ込んで話がされることがほとんどだと思います。
この3要素は、特にMRやMSLに当てはまるのではないかと思います。
職種によって異なるキャリアの構築方法とは?
先ほどのように、業界内で生き残る、もしくはキャリアアップしていくには、3要素が必要ではないかと思っています。
ただし、職種によってはさらに求められる要件が変わってきます。
例えば、MSLはじめメディカルの場合は、上記に加えて、博士号の学位が必要だと思います。
外資系では、現在博士号取得が必須になってきおります。
昇進にも博士号が必須となっている会社があります。つまり、学歴が重要になってきていますね。
学歴よりもどうやって実績を出してきたのかが重要だとは個人的には思いますが、各社はそう考えていないようなので仕方ないですね。
一方で、マーケティングなどは学位は不要なので、ビジネス経験があれば良いと思います。
なので、職種によっては今後のキャリア戦略を変えたほうが良さそうです。
事業開発の場合は学歴が重要という噂も聞きます。
MBAに加え博士号取得者が事業開発職についている人が多いような気がします。
薬事や安全性においては、あまり学歴がどうこうというのは聞きませんが、薬事なんかはかなり専門性が高い仕事のようですし、
転職ニーズも高いので、薬事職につけたらラッキーだと思います。
最後に
製薬業界内での転職に限った話をさせていただきました。
やはり薬に興味があって、業界内だけでキャリアを積みたいと考えている人は一定数いると思います。
それなりに給与の高い業界ですし、将来性はあるのかなと思います。
ただ今後は、商社化したメガファーマとバイオテック企業に二極化して、バイオテック企業が開発したものをメガに導出もしくは、事業提携して事業を展開するパターンになりそうです。
ですので、バイオテック企業が自販でMRやMSLをかかえるというパターンは多くないと見込んでいます。
自販体制を築くよりも、パートナーを見つけて事業をするのか、完全に導出してロイヤルティで稼ぐのか、色々とパターンがあるかと思います。
将来的には、MRやMSLはメガファーマのみで抱えるようなかたちになりそうな気がしています。
一方で、ベンチャーは自販しない体制をとることから、より上流の職種、例えば研究、開発、事業開発、生産くらいでとどまるのではないかと勝手に予想しています。
なので、MSLやMRが生き残るには、メガファーマにいることがある意味では良いような気がします。
ただし、バイオテック企業で、もしMRやMSLの募集があれば魅力満載だと思うのでチャレンジするのもありだと思います。
自分の経験値や力が高まること、年収も高いものが得られる可能性がありますので。
それらの経験をもって、また大企業にいくというのも手ですね。
ではでは、この辺で。