どうも、のぶです。
読者の方から問い合わせです。
やはり、出張に慣れていない方や、お子さんや親御さんの都合で出張があまり好ましくない方もいらっしゃるようで、その方々に向けて書きたいと思います。
以前にもアカデミアの方からお問い合わせいただきましたが、別の方からもお問い合わせいただいたので、回答しようと思います。
MSLってどこのエリアをどういう分担で担当しているのか?
いくつか私の知っているパターンとしてお伝えしようと思います。
会社によって異なりますし、面接の際に確認してみてください。
外資系Aの場合
MSLは東京の本社に全員が勤務。担当はエリアごとに分けている。東京から出張するかたちで対応。
首都圏、北関東、中部関西圏のいずれかの担当の場合は、東京本社から出張してその日のうちに帰宅可能。
他の東北、北海道、四国中国、九州など遠方の場合は、まとめてアポイントを取得して数日の間、宿泊出張。例えば、月曜日に出発して水曜までは、アポイントで宿泊出張。木曜、金曜はオフィス出社、という感じでしょうか。
外資系Bの場合
MSLは本社と支店駐在の混在。もしくは支店のみに駐在もあり。
このパターンは、支店のある都道府県から、他の県などに出張することになります。もしくは本社からは、東京などの近郊エリア、よくても北関東くらいまででしょう。
ただ、東京から他のエリアに出張する外資系Aとは異なり、担当範囲は多少は狭まってくるのではないでしょうか。また、移動距離が東京から行くよりは短いですよね。
例えば、東北エリア担当なら仙台などの支店から、青森、岩手、秋田、山形、福島に出張するかたちです。この場合、宿泊が発生する地域もあるでしょう。支店から出張しても必ず宿泊せずに帰宅できるわけではなさそうです。
ただ、エリア制をしいている会社でも、支店近辺しか担当先がなければ、宿泊は発生しないみたいで、毎日自宅には帰ることができます。
外資系Cの場合
MSLは東京と大阪の2つの拠点に勤務。
なので、大きく東と西にエリアを分けて担当。東京は東日本担当になり、関西圏への出張はないものの、北海道含め、東北エリアには宿泊出張が伴う。首都圏、北関東なら、その日のうちに帰宅可能。
西日本についても同様で大阪から離れたエリアでは宿泊になる可能性も。
MSLの出張はどのくらいの頻度なのか?
こちらも一概には言えません。
会社によって、だいぶ異なると思います。
MSLのアクティビティを毎年調査しているのですが、それを見ると活動頻度が多いところと少ない会社に分かれます。
つまり、活動頻度が少ない会社にいけば、出張も少なくて済みます。
MSLのアクティビティが高い会社は、仕事でのスキルも経験値も身につくので本来はそういった会社に就職するのが良いと思います。
では、私の場合はどうか、ということです。
私の場合、週に2〜3回程度医師と面会するようにしています。
自分の勤務地から近いエリアのみの担当であれば、遠出することがなく、対応可能です。
例えば、名古屋に出張があれば、その日のうちに帰ることができます。大阪、京都でも同じでしょうかね。もちろん、仙台や秋田でも中心地ならその日のうちに帰宅可能でしょう。
活動が発生しない時期は1週間に1回面会があるかどうかという時もまずまずあります。
たまに宿泊出張が発生する程度ですので、
むしろ宿泊出張が楽しみになっています。
あと、MSLの場合は、主要学会には参加する必要がありますので、開催のたびに出張ですね。また、海外学会もですね。
最近は、東京や大きい都市で開催されるので、出張が伴わない場合もありますが、年に何度かは出張の必要があります。
あとは、アドバイザリーボードとか、セミナーとか開催した場合に、自分の住んでいる以外のエリアで開催する場合は、出張が必要ですね。
以上、まとめると、出張の頻度は、以下の要素によって変動します。
①自分の勤務地がどこなのか、
②担当するエリアがどこになるのか、
③会社のMSLのアクティビティ
この3つ要素を考えると、おおよそ出張の頻度、宿泊出張の必要性がわかると思います。
会社によってはMSLに車を貸与してくれるところもあるらしい!
とある外資系のMSLの方とお話したときに、車を貸与してくれている会社がありました。
MSLに車って必要なの?って思いましたが、東京都内とかだと電車よりも車移動した方が良いエリアってのが存在しているようで、便利だとということを言っていました。
たしかにバスやタクシーを使わないといけない医療機関はあるので、車があると便利なのは、納得です。
もちろんMRと同様に、会社に申請すれば、自家用車として使用することも可能になるようなことを言っていました。
この制度もありがたいですね。
車があることで、お子さんの送り迎えもできたり、自由な幅が広がると思います。もちろん会社から許可が必要なのかもしれませんが。
社員にとって、都合の良い制度であれば、是非ともいろいろな会社で検討してもらいたいものです。
家庭の都合など、出張が難しい場合、フレキシブルに対応してくれる会社もあるぞ!
MSDだったと思うのですが、良い事例があります。
家族の事情で東京以外の地方都市に住んでいて、その土地を離れることができない方がいました。
そのような場合は、東京オフィスには重要な会議のみ新幹線移動して、それ以外は基本的に在宅。今はSkypeもありますしね。
医療機関に訪問する必要がある際は、自宅からの出張のようで、宿泊が伴う出張はあまりないようでした。
このように非常に配慮してくれる会社も増えてきていると思うので、そういった会社の制度を調べたうえで、そういう会社に的を絞って受けるのもありですよね。
最近は、社員にやさしい会社が増えてきたので、制度があるなら、いろいろなものを活用して自分が働きやすい環境をつくるのが良いですね。
最後に
今は一社にしがみついて働く時代ではないので、会社の制度をうまく利用しながら他のスキルを高めるような工夫をした方が良いです。
出張の合間の移動時間も英語の勉強や学術的なインプットもできますし、自分の将来を考えたり、本を読んだりする貴重な時間になります。
私も長時間の移動が伴う出張をしていましたが、その際には、業務もしていましたが、PCばかり見ていると気持ち悪くなるので、書籍を読んだり、英語の勉強したりしていました。
時間を効率的につかって、自分を鍛え上げるよい機会と思っています、