【MSLの仕事シリーズ10】サノフィにみるMSLの仕事とは?


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どうも、のぶです。

さて、今回は、サノフィのMSL職について解説してみたいと思います。

日本製薬学会時に発表されたものをもとに書いています。

サノフィのMSLが分かりやすく書かれています。

ただ、今は組織構成が変わっているかもしれませんが、

サノフィの会社がよくわかります。

サノフィのメディカルアフェアーズ部門の仕事とは?

以下に分類される機能で構成されているようです。

サノフィは、まずまず細かく分類されていますね。

組織としても人数が多そうな印象を持ちました。

①医学戦略機能 (医学戦略立案、インライセンス、PMDA対応他)

 おそらくこの機能が、メディカル戦略の部隊でしょう。

 PMDA対応もやっているのはちょっと驚きです。

② MSL機能 ( TL/KOLエンゲージメント他)

 ここがMSLが所属する部隊ですね。

③医学情報機能 (コールセンター、文献検索、トレーニング他)

 いわゆるメディカルインフォメーション機能で、お薬相談のイメージです。

 外部対応のコールサンター的な業務と、

 トレーニングとあるのでMSL教育などの職もここに含まれていそうです。

④臨床研究機能 (企業主導臨床研究の企画・運営, HEOR, 論文化,
研究者主導臨床研究支援、他)

 医師主導研究の依頼がきたら、こちらが対応するのでしょうかね。

 臨床研究を対応する部門は、臨床開発の出身の方が多くいる

 と聞いたことがあります。

⑤コンプライアンス管理機能 (GxP, リスク管理、透明性ガイドライン遵守他)

 資材作成や講演会時のスライドチェックの機能でしょうか。今度施行される

 販売情報提供ガイドラインでの対応方法なども

 コンプライアンス管理機能で話し合われているのでしょうか。

さらに異なる視点で、役職ごとに分類すると、以下のようになりそうです。

メディカルアフェアーズ部門において、

サノフィは疾患領域ごとに分かれていたと思いますが、疾患領域のトップが

メディカルディレクター(Medical Director (MD))でしょう。

メディカルディレクターを筆頭に、先ほどの①〜④までの機能がついていそうです。

⑤のコンプライアンスは疾患ごとに設けても仕方ないので、全疾患共通に

存在すると思います。

それぞれの①〜④の機能に、以下の役職をもった人がいると思います。

分類してみたいと思います。

Medical Scientific Liaison (MSL)は、②のMSL機能でしょう。

Publication Manager (Pub.M)は、④臨床研究機能 と思います。

Research Manager (Res.M)というのが想像つかないのですが、

イメージとしては基礎研究の方が就ていると思いますが、どの機能かがわかりません。

Medical Information (MI)は、③医学情報機能と思います。

Medical Writer (MW)は、④臨床研究機能 と思います。

Project Manager (PM)という職は、何となくプロジェクト全体のマネージだと

思うので、疾患の中でも製品ごとに分かれているのだとすると、

その製品のマネージャーという感じでしょうかね。

サノフィで働く人!バックグラウンドは?

転職の募集要項や、記事から推察すると、

サノフィで働く人のバックグラウンドは以下になりそうです。

①医学・薬学関連の教育機関で教育を受けた者。医師、薬剤師等の医療資格、

 学位(修士号・博士号)を持っていることが望ましい。

 というか修士卒以上のみ応募可能なので、会社にいる人も修士卒以上と想像。

②ビジネスレベルの英語力

 グローバルチームと協働して動けるレベルの英語力とのこと。

③疾患領域の業務経験(オンコロジーとか)

ということで、学歴は修士卒でもいけるけど、英語がしっかり目に出来ないと

いけない感じですね。

実際に働いている人のインタビューがあればよりイメージしやすいのですが

残念ながらないようです・・・

サノフィMSLの職務内容は?

以下、職務内容のようです。

MSLの職務は情報提供収集共有がメインですが、

具体的にKOLの医師選定から実際の業務までを示しています。

①TL(Thought Leader)/KOL の選定、KOLとの関係性構築と維持

 KOLの選定を行う業務ですね。その上で、KOLとの関係構築と維持です。

②KOLへの製品・疾患領域の最新情報提供(承認内)と医学的・科学的議論の実施

 こちらも通常のMSL業務ですね。

③KOLより得られた医学的・科学的議論の社内関連部署へフィードバック

 アンメットメディカルニーズの収集・情報をインサイトへ

 ということですが「情報をインサイトへ」の意味が分かりません。

 これってどういうことですか?サノフィのMSLさん、教えてください!

④担当疾患の治療法の長期的方向性の支援・疾患啓発

 疾患啓発してますよね、たしかプライマリー領域では。疾患啓発をしながら、

 製品につながる情報提供もするみたいな・・・

 今後は疾患啓発に託けた、製品の積極的な販売情報提供はダメですけど。

⑤Medical Advisory Board: MAB会議立案・実施

 サノフィは、アドバイザリーボードをMSL主体で実施しているようです。

 多くの会社がMSL主体と思っていますが、ノバルティスさんのように異なる

 会社もあるようです。

⑥学会での最新情報収集・社内へのフィードバック

 これもMSLの通常業務ですね。

MSLの職務のうち、要請に応じて行う業務!

①治験の支援

 治験支援というのも開発と連携しながら行っているのでしょうかね。

②研究者主導研究に対する会社窓口

③研究者主導研究に関する医療従事者とのコミュニケーション

 ②と③に関しては、研究者主導研究のサポートということで

 ノバルティスも行っていますし、各社実施しているでしょう。

④市販後臨床試験のサポート

 ④の市販後臨床試験のサポートと書いてありますが、

 企業主導での臨床試験でしょうか。

 企業主導で実施していたら、けっこう先進的です。

⑤要請に応じた未承認薬および既承認薬の適応外使用に関する

 各社、要請に応じて実施しているでしょう。

⑥ノンプロモーショナルな情報提供

 ノンプロモーショナルな情報提供とは、その通りですね。

⑦MRでは回答が難しい科学的な情報の医療従事者への説明

 学術という職があれば、学術が行う業務だと思っていましたが、

 サノフィはMSLなんですね。

⑧MRの教育支援

 最近、MR教育はMSLではなく営業系が実施するのが好ましいというものを見ました。

 というよりも、MSLは営業とは独立した組織にしないといけないので、

 今後変わっていくかもしれません。

⑨会社主催・共催講演会の演者スライドレビュー

 コンプライアンスチェックは、コンプライアンス部門が実施していないのでしょうか。

 MSLが実施していると負荷が大きい気がします。

10. 社内の関連部署・経営陣へのMSLの成果を発信

 情報は、各部門に共有は、通常の業務ですね。

最後に

今回は、サノフィの将来的なキャリアについては、わからなかったので

書いていませんが、おそらくメディカル戦略やらメディカルアフェアーズの中に

色々あった職種にキャリアチェンジできそうですね。

そういう意味では、将来のキャリアの幅が広い会社かと思います。

良い転職先の1つと思います。

また、MSLの評価について、各社迷っている中で独自に設定されています。

例えば企業主導研究も実施しているみたいで、

KPI(Key Performance Indicator)と呼ばれる活動目標・評価項目に、

企業主導研究の進捗率への貢献という項目が設定されています。

他にも、KOLからのインサイトやアンメットニーズ収集数も評価に入っており、

けっこう負荷のある評価をされているなぁと感じました。

チャレンジしたい方はサノフィもありかと思います。

あと給与がもしかすと他の企業よりも高いかもしれません。

転職エージェントに確認してみてください。

ではでは、この辺で。

本記事は、以下を参照に書いています。

引用元:MSL(メディカルサイエンスリエゾンMedical Science Liaison)提言 日本製薬医学会 メディカルアフェアーズ部会 冨安美千子氏

https://japhmed.jp/MSL%E6%8F%90%E8%A8%80_Interim%20Presentation_1_July_2016%E2%98%86%E2%98%86.pdf

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