どうも、こんにちは。のぶです。
ついに医療ITのベンチャーにもメディカルアフェアーズの案件が出てきましたね。
さて、どんな案件だったのか、魅力的なものなのか考えてみたいと思います。
時代の先をいっている会社です。
私にとっては、ベンチャーは時代の先を行く会社ばかりですが。
では、早速どんな案件だったのか、今後医療業界には何が起こりそうなのかを私なりに考察してみたいと思います。
ベンチャーITのメディカルアフェアーズの案件ってどんなもの?
まず、ベンチャー ITの会社にメディカルアフェアーズってという感じですが、何を行う業務なのか、です。
ある疾患の早期診断のプログラムに関して、携わるようです。
業務内容としては、どこの会社でも実施しているメディカルアフェアーズの業務でした。
・論文執筆
・学会発表
・臨床研究のプロトコル作成
・プロジェクトマネジメント業務
・KOLマネジメント
ただ、これらの経験を持ち合わせている人ってどれくらいいますか?って話です。
人材としては少ないと思います。
まず、論文執筆、学会発表を行うということは、これらの経験が必要です。
この2つの経験は、Ph.Dの方ならあるでしょう。修士の方でも経験のある方はいるとは思いますが、数は多くないと思います。
そして、プロトコル作成経験。この経験は、今の私の会社でも多くはおりません。
なぜならメディカル主体でエビデンス創出の臨床試験を行った経験が少ないから。
またプロジェクトマネジメント業務の経験ということなのですが、これは臨床試験のプロジェクトマネジメントのようなので、開発上がりの方が適しているのではないかと想像します。
最後に、KOLマネジメント経験ですが、これは通常MSLの経験があればカバーできます。
ということで、けっこうなハイスペック人材が求められているということになりますね。
実際の募集要件は、大学院卒(修士)以上で、英語が中級以上ということでした。
さらに、以下が求められています。
臨床試験のプロジェクトマネジメント経験が必須のようで、臨床研究~上市までのフェーズに理解のある方が求められています。
歓迎要件が面白いのですが、国内外薬事申請業務経験、その疾患領域に関する研究の経験が求めらています。
ここまで見てみると、イメージとしては、開発経験もあってMSL経験がある方が求められているのではないかと思います。
ちなみに年収は〜1300万円まで出せるようですが、実際に出るかはわかりません。
事業の立ち上げメンバーです。
医療 ITへの転職ってどうなのか?
医療ITベンチャーへの転職ってどうなのかなってけっこう真剣に考えてみました。
ただ、正直わからないというのが本音です。
ある意味、賭けですよね。今大手製薬にいて、チャレンジしたいかどうか、にかかっています。
今の生活に満足していて、特にチャレンジを求めないなら転職はしない方が良いですよね。
ただ、こういう技術って大きく業界・業態を変えてしまう可能性もあって、そこに魅力はあります。
事業が実現しなかったときがこわいですが、それで今後の人生がダメになるとかはなくて、むしろ経験値がかなり増えると思います。
じゃあ、のぶが転職しろよ!って話ですが、私の専門外の領域の診断プログラムなのでお役に立たない可能性が高いですね。
私は、今の自分の担当している疾患領域が好きで、今後も同じところに携わりたいので、このチャレンジはどうしようか・・・というところです。
ベンチャーへの転職では、立ち上げメンバーになれるので、もし成功した場合には、報酬や自分のポジションはかなり良いものが得られる可能性があります。
通常の大手製薬に勤務していても得られれないような経験とポジション、報酬が期待できます。
その分、リスクも高いですけどね。
リスクは、試験が成功しなかった場合のリスク。
この診断プログラムをどうやって臨床試験で評価するのか、何をもって良しとするのか、その基準や現在の当局との相談内容によっては、入社する価値は高いと思います。
それらを面接の際に確認すべきだと思います。
ただ、今後もこういった案件が増えてくるのと、どういった技術・プログラムなら自分が関わりたいのか、
自分の得意分野は何かを見つけて、そこを軸に考えたほうが良いでしょうね。
どんな医療ITベンチャーなら転職しても良いのか?
これは難しいですね。わたしの知る範囲では到底検討がつきません。
ただ、それを紐解く技術というか、思考法があります。
それは、原理を理解するということです。
この原理を理解することで、次の時代にくる波を予測できるようになります。
これは、以下の本に書いてあって、未来を予測するのに非常に役立つ思考法だと思います。
要は未来予測はパターン認識であり、そのパターンを認識する重要性・方法について書いてあります。
佐藤航陽氏の著書ですが、めちゃくちゃためになりますよ。
2015年発刊の本ですが、4年経った今読んでもこの思考法だけは身につけておいた方が良いと思います。
本の中では、パターンと原理の理解というのがキーワードとして出てきます。
原理を理解するということは、私の理解では、歴史を紐解き、どういう流れで○○ということが出来上がったのか、その成り立ちを知ること、そしてパターンを認識することだと思っています。
もし未来予測や、今後の医療の流れを考えるための思考法として1冊手元に置いておきたい本です。
この本で思考法を学び、これからは医療の変化を読み解くために、医療の未来予測の本を読んでいきたいと思います。
未来予測については、今後のテーマとしていますので、随時考えをまとめられた際にはブログに残したいと思います。
最後に
とりとめのない話になってしまいましたが、医療ITベンチャーが目指す世界はかなり進んでおります。
我々もある程度予測して、そのうえで今後の波にのるための準備を進めないといけないですよね。
医療は当たればかなりでかい分野だと思いますし、医者や患者にも貢献できた!という実感も得られると思います。
やりがいもあり、魅力的な案件ではありますが、私自身が追いついておりませんので、まだまだ情報発信は弱めになってしまいます。
医療ITベンチャーが目指す世界は非常に楽しみな部分もありますが、注意しながら進めないといけないところもありますよね。
今後の発展に期待しています。
最後に、これからはIT関連の本は継続して読んでいき、未来予測の記事を書いていければと思っています。
ではでは、この辺で。