【キャリア】転職したばかりだけど、製薬会社辞めたいです。どうしたら良いですか?


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どうも、こんにちは。のぶです。

今回もお問い合わせいただきました内容に、回答させていただきます。

お問い合わせ内容

はじめまして。

私は、某製薬企業に勤めている30代のものです。

半年ほど前に、今の会社にMSLとして転職をしました。

私はMSLになりたくて転職して、無事に転職に成功しましたが、

今仕事をしていて、正直MSLが自分に合っているのかわかりません。

と言いますのも、MRさんとのやり取りがうまく行かず、

医師とのアポイント同行でもうまく対応しきれていない状況です。

また、一緒に仕事をしている同僚からは、理由はわからないのですが、

仕事がまわされず、会議などにも呼ばれずに悩んでいます。

自分からも周囲の同僚に協力を仰いでいたのですが、

まだまだ自分の取り組み姿勢やスキルなどが不足していて、

迷惑をかけているのではないか、と色々原因を考えてしまいます。

私はMSLとして仕事をしたくて転職したのですが、

このまま現職にとどまるのは正直厳しいと思っています。

ただ、転職したばかりですし、本当に辞めて良いのか迷っています。

MSLとしてご活躍されているのぶさんなら、私のような状況だったら、

どうするのかなと思い、思い切って連絡をしてみました。

今の仕事がつらい、辞めたいときはどうするのが良いのか?

読者さんからは、詳細を色々教えていただいておりますが、

本当に辛い状況かと思います。

詳細は割愛させていただきますが、仕事がつらいのは、様々な原因があります。

一番の原因になっているのが、やはり人間関係です。

読者さんもまさに、人間関係でお悩みのようです。

人間関係は、正直、「超」がつくほど面倒です。

私も他人と積極的に関わるのが、あまり好きではありません。

でも頑張って付き合わないといけない人もいたり、面倒なことを言ってくる人と

関わらないといけなくて、正直いやだな〜と思うこともよくあります。

自分の好きな人と、好きな時間に、好きな場所で働けたら、

どれだけ良いことか、毎日そんな妄想をしています。

今回のケースでは、MRさんも、同じ職場の同僚も、

新しい環境でこれから頑張ろうとしている読者さんに、

フォローはしてあげないのでしょうかね。

上司はどうなっているんでしょうかね。

転職者が多い会社では、新しい環境に早く馴染んでもらえるように、

色々な工夫をしています。

研修もそうですし、一緒にランチいったり、

声をお互い掛け合うような風土がある会社があります。

周囲に良い影響を与えられる、組織に貢献する、人材を育成できることって、

評価の対象になっていたりするので、新しい人に対して色々やってあげた方が

自分の評価も上がるのに、一緒に働いているMRや同僚は、

何かを勘違いされていますね。残念な会社だと思います。

私は、会社で一番大事なのが人財だと思っているので、

このような対応をする会社にいる社員が、正直信じられません。

そんな会社辞めても良い!

読者さんの状況は、けっこうかわいそうです。

周囲が陥れようとしているのか、僻み妬みなのかわかりませんが、

転職者に優しくない会社のようです。

フォロー体制などが整っていないのでしょうかね。

読者さんは、辞めようとされていますが、

もし精神的に追い込まれていて、周囲の同僚に相談などできる人がいない場合は、

精神的に病んでしまう前に辞めた方が良いです。

精神が病むとけっこう大変です。

精神が病んで休職して、復帰した後に、転職しようと思っても、

次の転職が決まりにくくなります。なぜなら、休職したことが履歴にのこり、

転職先の会社にわかるからです。世知辛いですよね。

私は人間関係で悩んだときには、周囲に相談できる人がいたので心が救われました。

もし仲間がいない場合は、相談する相手がいないと思うのでかなりきついはずです。

転職したときって、人間関係をきずかないといけないから面倒なんですよね。

すごくよくわかります。自分に仲間がいるのか、いないのかは、

自分が気持ちよく仕事をするうえで、とても重要なことです。

嫌い・苦手な人にはできるだけ近寄らない、最低限のコミュニケーションに

とどめることで多少気分が楽になりますが、

仕事上、どうしても関わらないといけない場合は、

まだまだ転職できる!逃げても良いんだ!と自分に言い聞かせてみることも

重要です。

私の知る範囲ですが、多くの知り合いが人間関係が原因で辞めていっています。

製薬会社から公務員に転職した人、MSLから開発モニターになった方、

異動された方、様々です。

だから、そこまで深刻に考え込まずに会社は辞められる、辞めても良いんだ、

という選択肢があることを常に自分の中に持っておいてください。

余談ですが、私の嫌いな言葉に、石の上にも3年ということわざがあります。

なぜ嫌いなのかですが、3年も黙って耐えているうちに時が流れて、

時代に遅れを取る可能性があるからです。

だって、今のような状況で耐えて耐えて3年いたとしても、

その間に得られることって本当に少ないと思います。

一度ダメと思われると取り返すのが難しい!

読者さんの今の状況から察するに、精神状態が安定していないから、

普段の自分のパフォーマンスよりだいぶ下回っている状態だと思います。

そして、周囲からは無能扱いされる。一旦周囲からのイメージがつくと、

取り返すのが難しくなります。

私も以前の職場で経験済みです。

挽回するには、大きな成果をあげないといけなくなります。

大きな成果をあげるのには、精神状態が重要です。

精神がつらい状態でいるなら、もう一度精神をリフレッシュするために、

新しい環境にチャレンジする方がよっぽど本人のためになります。

新しい職場で、新しい人間関係でパフォーマンスを発揮することは可能です。

環境が変われば、人間は発揮できるパフォーマンスが変わります。

ただ、転職する際に、なぜ短期間で転職するのか?ということに真っ当な理由を

用意できないといけないです。

さらに、次の職場でも同じような人がいたら悲惨だということです。

その2つの壁を乗り越えないといけないです。

ただ、転職する場合、転職を繰り返すのって、けっこうつらいです。

転職を繰り返すと企業からの評価下がる可能性もありますが、

前向きな理由で転職を繰り返すのは有りです。

以前、ダイヤモンドの記事で9回転職の人の経験談を見ました。

また、山崎元さんってご存知でしょうか。

山崎さんは、転職を12回されています。

転職も、やり方・転職理由・スキルなどによってけっこうな回数可能なんだなと

思いました。

お二人ともスキルや経歴がすごかったので、

参考になりそうでならない部分もありますが、

読者さんもかなりのハイスペックな方で、今回MSLとして転職も出来ているし、

今後も転職は可能だと思います。まだ30代ですしね。

もし大きな企業に属しているのであれば、必ず異動が発生するので、

その時期まで辛抱できるなら待つのもありです。ただし、機会損失になることは

覚悟しないといけませんし、自分の精神衛生上、良くはありません。

ただ、中小規模で、異動が少ない会社なら、

やはり転職のカードを切るしかないかもしれません。

アホに対処した経験は、いずれ活きる時がくる!

アホとの付き合いや、自分が辛い経験をしたことって、

人と向き合わないといけなくなったとき、マネージャーになったときに、

大いに役立つと思います。

人の気持ちがわかるってかなりすごいことです。

人のことをきちんと見ることができる、観察できる、

辛そうな人に声をかけて優しく手を差し伸べる、

そんなことが出来るのは、辛い経験をしたからです。

辛い経験をしている人の気持ちがわかるし、今どういう気持ちでいるのかを、

察してあげることができます。

アホは、放っておくのが良いのですが、

アホほど、絡んできたり、厄介な事を依頼してきたりするものです。

そういうアホとの付き合いには、自分の精神がすり減らない程度に、

十分に注意を払いながらも、今後のことを考えて仕事した方が良いと思います。

MSLに向き、不向きってあるの?

MSLの魅力は、サイエンスに特化して、医師と深いディスカッションができる、

自分も勉強ができる、海外との関わりがもてるなどでしょう。

MSLの魅力を味わうには、やはりある程度経験をしないといけません。

ただ、MSLに向いていないと思っていると、続けるのはつらくなります。

でも、向いていない仕事って、短期間で分かりますか?

向いているかどうかではなく、自分の得意・不得意で決めた方が良いです。

得意なものをやっていれば仕事が向いていると思いますし、

不得意だと向いていないと思うと思います。

MRさんや他の部署の人とのコミュニケーションが多く発生するのがMSLです。

なので、多くの人と関わらなくてはならず、人との関係構築には人一倍に

気を使うことと思います。

ただ、人間関係の部分で、向き不向きを決めるのではなく、

ぜひ仕事内容としてどうなのかということを、考えてみてください。

それで、仕事内容が合わないと思うようなら、別の仕事が良いでしょう。

サイエンスが好きだけど、各部署との調整作業が嫌なら、

調整作業が発生しない小さな会社に属するMSLであったり、

メディカルアフェーアーズに属するMSL以外の職種にチャレンジするのもありです。

例えば、学術知識を極めたり、文献調査などが好きで、

分析や戦略立案が得意なのであれば、

メディカルアフェアーズというメディカル戦略を立てる部署だってあります。

製薬会社はたくさんある!

もし転職するとなっても、転職先の製薬会社はたくさんあります。

そして、今業界が変貌をとげようとしていますので、

今後数年でさらに業界自体が変わる可能性があります。

そうなると、大手の製薬企業であってもどうなるかわかりませんし、

組織だってどんどん変化しないといけません。

現に、今年の4月から販売情報提供ガイドラインが変わるので、

ガイドラインをうけて各社MSLの活動に制限がかかることが予想されます。

そうなると、MSLの活動自体が変わることもそうなのですが、

組織全体を最適化するために、MSL数を減らしたり、別の部署に異動させたり、

するかもしれません。

今年の10−12月は、各社組織変更がありそうな予感がしています。

すでに4月から組織変更をするところもあるようですが、

少しお試し期間で様子をみてから、半年後くらいに組織を変えるというのは

あり得るパターンかと思います。勝手に個人的に思っていることなので、

実際にどうなるかはわかりませんが。

最後に

読者さんの状況は本当につらいんだと思います。

無理をしないで、自分ができることに集中するってことも大事です。

精神的に限界が来る前に、転職活動をはじめる、異動願いを出す、など手を

打っておくことが重要だと思います。

仕事がこれしかないと思わず、「他にも選択肢がある!」ということを

念頭に置いたら気が楽です。

常に選択肢を用意しておく、これはけっこう重要なことです。

仮に、もし転職した際は、次の転職先で最初の1〜3ヶ月くらいが重要だと思って、

頑張ってみると道が拓けると思います。

ではでは、この辺で。

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