こんにちは、のぶです。
今日はいつもと毛色の違う話題になります。
職場の劣悪な環境下で働いている方から、相談があったので記事にしてみました。
年末年始でこれまでの職場の方に何人かお会いしてきましたが、けっこうひどい環境で働いている方がいたので、取り上げます。
しかもこれはある1人の元同僚の話ですが、他にも同僚の友人が、けっこう過酷な環境で働いているようでした。
本記事の掲載は、本人許可取得済みです。
内容に関しては、個人が特定されないように、会社名や部署など具体的なものを削除しております。
どんな相談内容か?
以下、内容です。製薬会社の元同僚の話では、
仕事の情報共有がなされず、仕事をうまく進めることが出来ていない。連携してやらないといけない仕事なので、困っているんだよね。また上司も、私と同僚の関係を見て見ぬ振り。そのうえ、仕事に失敗したら同僚からプレッシャーをかけられて暴言を吐かれます。さすがにそろそろキツくなってきて、辞めようかと思うけど、どう思う?
ひどい環境ですね。仕事にならないような状況かと思います。このまま改善に向かう気配がないようなら、辞めてしまうのが一番かもしれません。
どういった背景、原因でこのような関係になってしまったのかと聞いたんですが、どうやら一方的に相手からの攻撃のようで、特に何もしていないのに、突然に仕事がしにくくなったとのことです。嫉妬や妬みとか、成果を独り占めしたいっていうことじゃないかと言っていました。
一度関係がこじれると修復するのはなかなか困難かと思います。
対処法は?
考えられる対処法は以下だと思います。
・転職する
・大企業であれば、異動願いを出す(中小企業の場合は人数が少なくなかなか異動が多くないことも多いと思うので)
・休職する
・労働基準監督署に相談する
・お悩み相談室にいって相談する
選択肢はたくさんありますが、どれを選ぶのか?ですが、私ならば異動か転職です。
他の選択肢を実行することは難しいかもしれません。完全に個人的な見解ですが、一つずつ見てみましょう。
メンタル不調になって休職したら、転職は難しくなります。元の職場に戻るのであれば良いのですが、戻りづらい側面もあるのではないでしょうか。
労基署に相談するですが、相談した時点で、会社に通達が入り、おそらく同僚の方はとばされるなどの処分があるでしょう。
ただ同じ会社に居続ける場合、相談者に対しての会社からの評価というか評判が下がります。
会社からはチクるやつということで見られて、昇進もしにくく、転職をするにしても遺恨を残すかたちとなるのではないかと想定します。
そうでないことを祈りたいのですが、万が一のリスクを考えると、ちょっと危険です。遺恨を残した場合、次の転職先にも悪影響が及ぶ場合がありますので、注意です。
企業に設置してある「お悩み相談室」は、ほぼ機能していないと思います。私の知る範囲では、相談にいっても何も対策されない可能性が高いです。
相談しにいったことによって、上司にその内容が伝えられ、上司からもプレッシャーがかかるかもしれませんし、相談者の方が不本意な異動になる可能性が上昇します。
そんな会社は辞めても良いんじゃないでしょうか?
まともな社員が周囲にいないんでしょうか。
今回、異動してもまた同じような人がいるケースがあります。異動した場合、異動先でもなんやかんや色々と噂で言われてしまう可能性もあります。
人は噂好きですからありもしないことを言われているケースもあります。
もちろん転職しても、人間関係の問題は解決しないことは十分あり得ます。
ただ、今の環境で耐え忍んでも自身のメンタルが不調になり、長期に働けなくなった場合の機会損失は大きいです。
人間関係で辞めてしまう前に考えておくべきこと
人間関係で、まだ耐えられるなら自分に与えられた試練だと思って、もう少し頑張ってみるというのはアリです。
その同僚や上司とも離れられる可能性がある場合に限られるかもしれないので、大きい会社の場合でしょうかね。
要は考え方の問題で、次のステージにステップアップするための試練の期間であるということです。
この期間は、不遇の期間かもしれませんが、明けない夜はない、ということで、今自分の出来る範囲の仕事を一生懸命やることです。
例えば、今まで取り組んでいなかった英語学習や学術的な知識を増やすとか、自分一人でもできる仕事を頑張ってみる、というものアリかもしれません。
ただ、人間関係などの不安なことで悩むとなかなか精神的に安定しないので、新しいことにチャレンジする気力がなかなか起きなかったりします。
そんな時は、冬の時代はいつかは終わるということを考えながら取り組むしかないと思います。
転職するときに注意すること!
人間関係で会社辞めました、というのは転職するときに言わないようにしましょう。あくまでも前向きな転職理由が必要です。これはテクニック的なことです。
私がこのような状況の場合はどうするか、ですが、次の会社に転職するなら、何かにチャレンジするために会社を辞めます。
今まで自分がやりたかったけど出来なかったことにチャレンジします。
例えば、MRでも疾患領域を変えたり、バイオベンチャーにいってみたり、自分にとって将来プラスになりそうな経験を積める会社に行こうと思います。
ただ、私も3社経験しましたが、新しい環境に行くってけっこう大変です。かなりしんどいです。疲れます。
そして最初の数ヶ月は頑張って、こいつはうちの会社で大丈夫だと周囲に思わせることが重要です。
そんなことを考えると、転職ってなかなか大変だな、と思います。
同じ職種で同じ疾患領域で仕事します、というならハードルは多少下がりますが、それでも何か自分に経験値がないことにチャレンジする仕事は大変だと思います。
転職って何回まで可能?
私見ですが、何回まで可能ってことを考えていること自体がおかしいと思います。チャレンジするなら何回なんて関係ないです。ただ、前向きな転職の場合のみかと思います。チャレンジしている人って、今回はこういう理由で転職して、こういうスキルを身につけて将来こうなります、みたいにビジョンが明確です。
ただ、日本企業の場合、転職回数が3回とか4回ある人に対して、あまり良い印象は持たないですよね。なので、そういった会社には転職しにくいかもしれません。転職の回数ではなく、本人のスキルや能力を評価してくれる会社なら、転職回数が何回なんて言わないかもしれません。
製薬会社って、本社と現場では人間関係が異なる可能性がある?
私の個人的な意見ですが、本社と現場でMRをしていた頃を比べると、明らかに本社は人間関係のこじれが多いですね。
今回、相談を受けて感じたのは、やっぱりそうなのか、と思ったことです。
本社って、自分が〜自分が〜みたいな人が多い印象で、自分の利益になることしかしなかったり、他人の足を引っ張ったり、手柄はすべて自分のもの的な発想の人が多い印象です。なんでなのかなと思っています。やはり、今の会社に限らず、他社においてもけっこうよくある話のようです。
最後に
人間関係って本当に難しいですよね。悩むのもよく分かります。
嫌な人が多いのも事実かと思います。嫌がらせをする人は、なんでみんなと仲良く仕事ができないのかなと思います。協力出来ないことが疑問で仕方がないです。
周囲に愚痴が言える仲間がいることも重要かと思いますので、もし仲間がいるようなら協力を求めてみるのもありかもしれません。
周囲に仲間がいるのは重要ですが、いない場合は、なかなか環境としてはしんどいでしょう。
精神がすり減る前に対処をするしかないと思います。