【企業研究】GSKのMSLの仕事とは?組織構造から読み解く(2026年版)

MA・MSLの仕事

どうも、こんにちは。のぶです。

企業研究シリーズとして、今回はGSK(グラクソ・スミスクライン)のMSL職を取り上げます。2019年に書いた記事を、2026年版として組織の見方の部分から書き直しました。MSDの記事と読み比べると、同じ「MSL」でも会社によって置かれている場所と役割がかなり違うことが分かると思います。

GSKのMSLはどこに所属しているか

企業研究で最初に見るべきは「メディカルアフェアーズがどの本部にぶら下がっているか」です。ここで仕事の性格が決まります。

GSKの場合、メディカルアフェアーズが独立した単体組織というより、開発本部の中に置かれているのが特徴でした。開発(臨床開発)と近い位置にあると、エビデンス創出寄りの仕事が多くなり、営業サイドとの距離は遠くなります。逆にメディカルが独立部門として立っている会社は、メディカル戦略そのものの裁量が大きくなる傾向があります。どちらが良い悪いではなく、自分がやりたい仕事がどちらかで選ぶところです。

なお、組織構造は再編で変わります。応募前に最新の組織図を面接で確認してください。「メディカルアフェアーズはどの本部の下にありますか」「MSLのレポートラインはどこですか」と聞けば、それだけで組織を理解している候補者だと伝わります。

仕事内容:アドボをMSLが主催する

基本の役割は各社共通です。製品・疾患のエビデンスと専門知識をもとに、KOLへ医学情報を提供し、逆にアンメットメディカルニーズを収集して社内に還元する。学会での情報収集とレポート作成も業務に入ります。

GSKで目を引いたのが、アドバイザリーボードをMSL自身が主催する点です。他社ではメディカル戦略部門(MA)が企画し、MSLは運営を支える形が多いので、ここは違いが出るところ。アドボを企画から回せる経験は、その後MAに移るときに効いてきます(アドボが何かはこちらの記事で解説しています)。

グローバルとの距離が近い

外資グローバル企業なので、日本で拾ったニーズを本国に伝え、グローバルスタディという大きなエビデンス創出につながる可能性があります。日本発の課題が世界規模の試験になるのは、この仕事の醍醐味のひとつです。

英語については、求められる水準は「海外論文をスムーズに読める」レベルが基準でした。グローバル会議での議論まで全員に求められるわけではありませんが、読解力は前提だと思ってください。英語対策は英語カテゴリにまとめています。

企業研究として何を見るか(応用できる視点)

  • メディカルの所属本部:開発の下か、独立か、営業本部の下か
  • アドボの主催者:MSLか、MAか(MSLの裁量の大きさが分かる)
  • グローバルとの接点:日本のニーズが本社に届く経路があるか
  • 評価指標:面談回数などの「量」で評価していないか(MSLの1日の記事で書いた通り、量の評価をしている会社は要注意です)

この4つは他社を見るときにもそのまま使えます。求人票では分からないので、面接で聞いてください。

まとめ

GSKのMSLは、開発に近い組織構造とアドボの主催という点で、エビデンス創出寄りの経験を積みやすい環境だと言えます。会社選びの全体像はおすすめの会社の記事、転職の進め方はMRからMSLへの転職 完全ガイドをどうぞ。

※組織体制は2018年時点の社員インタビュー等の公開情報にもとづく記述を含みます。最新の体制は各社の採用情報でご確認ください。(最終更新:2026年8月24日/初版:2019年)

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