MSL・MA転職の情報収集|エージェントだけでは分からないことと、面接で確かめる質問リスト

MSL・MA転職の情報収集 転職対策

MSL・MAの転職で一番大事なのは事前情報です。ただ、求人票やエージェントから分かるのは、ポジション名と求められる経験くらいまで。チームの構成や、その会社でMSLが何で評価されるのかといった、入社後の働き方を左右する情報は、面接で聞きながらでないと分からないことがほとんどでした。

この記事を書いている私(のぶ)は、製薬会社でMR、MSL、メディカルアフェアーズ(MA)を経験し、何度か転職してきました。事前情報の粗さに困った経験から、何をどこで確かめればいいかをまとめます。

事前に分かること、分からないこと

求人票・エージェントから分かること

  • ポジション名と担当する疾患領域
  • 求められる経験や資格
  • おおよその年収レンジ

面接で聞かないと分からないこと

  • チームの人数と、メンバーの経歴
  • その会社でのMSLの活動の定義と、評価の仕組み
  • MRや営業部門との距離感
  • 上司になる人の考え方
  • なぜ今このポジションを募集しているのか(増員か、欠員か)
  • 入社後に期待される役割の具体像

下の6つは、どれも入社後の満足度を大きく左右します。

エージェントの情報には限界がある

以前の転職活動で、ある担当者に「各社MSLの活動は違うから面接で聞くしかありません。私は経験したことがないので細かいところは分かりません」と言われたことがあります。言っていることは間違っていません。ただ、最初から調べることを諦めているように聞こえて、当時はかなりがっかりしました。

一方で、きちんとヒアリングして、その情報から何が分かるのか、どんなキャリアが合いそうかまで考えて情報をくれる担当者もいました。私は、そういう担当者とだけ継続的にやり取りするようにしていました。

とはいえ、どれだけ良い担当者でも、社外の人が持てる情報には限りがあります。MSLは会社によって仕事内容が違い、入社してみたら営業寄りの仕事をするMSLだった、ということも起こりえます。エージェントの情報は出発点で、最後は自分で確かめるものだと考えてください。

面接を「情報収集の場」として使う

面接は選考の場であると同時に、こちらが情報を取りに行く場です。私がすすめたいのは次の方法です。

仮説を持って聞く。 「このポジションは〇〇の領域を強化するための増員と理解していますが、合っていますか」のように、自分の理解をぶつけて確かめる。漠然と聞くより、返ってくる情報がずっと具体的になります。

同じ質問を、面接官ごとに聞く。 1次の現場の上司、2次の役員。答えがずれたら、そこに組織の実態が出ます。

分かったことと、まだ分からないことを毎回メモする。 次の面接で聞くことが自然に決まります。

応募を「候補群」に分ける。 私は、MSLを募集している会社を入りたい順に並べ、3〜5社ずつの候補群に分けて応募していました。面接後に1か月以上連絡が来ず、他社と比べて選べなかった失敗があったからです。合否が同じ時期に出るように調整すると、比べて選べます。

入社前に確かめたい質問リスト

仕事の中身

  • このポジションの業務の比率(MSL業務とMA業務が混ざる場合は、それぞれ何割か)
  • このポジションが担当する製品は、今どの段階か
  • MAとして、今年いちばん力を入れていることは何か

評価とキャリア

  • MSLの評価指標は何か
  • 社内の認定制度はあるか
  • 入社後のキャリアパス

チームと人

  • チームは何人で、どんな経歴の人がいるか
  • 前任の方がいれば、異動や退職の理由(差し支えない範囲で)
  • 入社後3か月で、何ができていれば期待通りか

最後の質問は特におすすめです。答えが具体的なら、会社も役割を描けています。ぼんやりしていたら、入社後に役割が変わる余地が大きいと考えておきましょう。

それでも、入社後にずれることはある

ここまで確かめても、ずれは起きます。私は以前、MAの組織を立ち上げる中小規模の会社に移ったとき、面接でも内定後にも仕事内容を確認したのに、入社後はMSLの業務が中心になりました。理由は「入社後に方針が変わった」でした。

求人票は、募集した時点の計画です。変わること自体は避けられません。だからこそ、方針が変わったときに役割がどう決まるのかも、聞いておく価値があります。

よくある質問

転職エージェントは使った方がいいですか?

使った方がいいと思います。非公開の求人や、企業側への確認は、エージェント経由でしかできないこともあります。ただ、情報の質は担当者によって大きく違います。「分かりません」で終わる担当者より、「確認します」と言ってくれる担当者を大事にしてください。

面接で質問しすぎると印象が悪くなりませんか?

仕事の中身や評価について具体的に聞くことは、真剣に入社を考えている表れとして受け取られることが多いです。聞き方は、「理解を確かめたい」という姿勢で丁寧に。

カジュアル面談では何を聞けばいいですか?

チームの構成、1週間の過ごし方、最近うまくいった取り組みとうまくいかなかった取り組みなど、選考の場では聞きにくい日常の話を聞くのがおすすめです。

応募先で何を確かめればいいか整理したい方へ

のぶのMA・MSLキャリア相談では、面接で確かめたいことのリスト作りをお手伝いしています。初回5名、無料。オンライン30〜45分、またはメール3往復まで。求人紹介・採用のあっせんや、内定・年収の保証を行うサービスではありません。

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執筆:のぶ。MR・MSL・MAとしての転職経験をもとに書いています。選考の進め方は会社によって異なります。

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